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「Phantom -PHANTOM OF INFERNO-」のレビューみたいなものです

  • 2014/04/04(金) 23:07:33

本日レビューを書かせていただく作品は「Phantom -PHANTOM OF INFERNO-」です!


画像!!

phantom.jpg





あらすじ!



合衆国全土を震撼させた、マフィア幹部連続殺害事件。実行犯と目される謎の暗殺者「ファントム」は、現場に一切の物証を残さないためにその犯人像を特定できず、事件解決の目処は一向に立たずにいた。そんな中、観光で一人アメリカを訪れた日本人の少年が、とある事件を偶然目撃したために拉致されてしまう。目覚めると、目の前にアインと名乗る一人の少女がいた。少年は彼女から殺し屋となるよう告げられる。



ゲームもアニメも複数回楽しませていただいております!
そしてゲームリメイク版を初プレイ!
情報が出てから発売までだいぶかかりましたよね・・・
で、発売してから結構経っちゃいましたが、無事にプレイし終わりました~

感想としては、プレイ前から何の心配もしていませんでしたし、プレイし終えたらやっぱり満足出来ました、という感じ。
2000年に発売してもう14年ほど経ちますが、いつ読んでも、何度見ても面白い!
内容は知ってても、好きなシーンが何個もあるのでそれが来る度に盛り上がってしまう。
ニトロの作品は10作品以上プレイしていますが、一番を挙げるなら、少し悩むにしても、この作品の名前を挙げますね。
それくらい僕にとっては間違いない作品なのです。

そして新アニメからのリメイク部分に関しても成功していると思います。
声や絵が新しくなったけど、イメージは一切崩れていません。
新しくするからといって、萌え系にしなきゃという勘違いもしていません。
素晴らしい進化ですよね。
ではここで絵の比較画像を。


アイン

キャル

クロウ

リズィ








みんな美しい!
特にリズィは化け過ぎ!

つまりこの作品には強みが2つある。
14年の歳月を飛び越える間違いない内容。
そしてその14年の老いを見事に美しく若返らせたリメイク。
「切り札が二枚あれば、大抵のゲームには勝てるものです」と言ったのはクロウディアさん。
今回の『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』、大勝利だったと思います。




物語の終わり方にはいろいろな種類がありますよね。
ハッピーエンド。
バッドエンド。
それとあえて結末は見せないで終わらせるパターンもありますね。
例えば最後の戦いが始まる寸前で、勝つのか負けるのかはご想像にお任せなんてパターン。
このご想像にお任せエンドは、みなさんどう思いますか?
好きですか?
嫌いですか?
僕はその状況によって異なりますね。
最後の戦い直前で終わるとして、その戦いの勝算はどのくらいなのか。
五分五分で、どっちが勝つのか想像もつかないパターンは嫌いです。
好きなのは99%勝敗は見えているけど、1%の余白を残している終わらせ方です。
それに完璧に当てはまるのが、この作品のキャルエンドです。
とある仕事に向かう途中、玲二とキャルが楽しそうに話している。
この仕事が終わったら休養をとってどっか遠い国に旅行に行こうと。
すごい平和なエンディングだなぁ~と思っていた時、最後に出てくる文章に目を疑う。
「これが終わったら、二人、生きて戻れたのなら、どこにだって、行ってもいい。
もしかしたらサンチェスの手下は全員がど素人で、撃った弾も数えられないような馬鹿揃いかもしれない。
おまけに奴らの銃はぜんぶ年代物のガラクタかもしれないし、もしかしたら汚職警察どもがビビって途中で逃げ出すかもしれない。
そう考えれば、二人が生き残る可能性もゼロではない。」
ええええええええええ!
ハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもなく、自分用語で99%エンドと呼んでます。
なぜかこの1って99にも勝てそうな1じゃないですか。
そこがいいですよね。
やっぱり物語たるもの、フィフティーフィフティーじゃつまらない。
50%もいらない。
1%で構わない。
信じるから。





以上



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名作4本買ってきた!

  • 2014/03/26(水) 19:47:16

こんばんはレダメ。です!!


タイトル通り4本のゲームを購入したので報告です!


購入済みの未プレイ作品があるのにも関わらず、新しい作品を買ってしまう病気は、考えてみると幼いときからそうだったのかもしれない。
親の買い物に付き合うと、何か1つ買ってもらえる嬉しいイベントがあった。
買ってもらえるのは嬉しいけど、1つだけだ。
僕は欲しい物が2つあることが多かった気がする。
そんな時、僕は決まって考え込んだ。
いや、正確には、考えるフリをしていた。
「仕方ない、2つとも買ってあげる」という言葉を待って。
そんな少年が、2つとも買えるお金を手にした時、そこにもう衝動を妨げるものは何もない。
小学生の頃に、モンスターファームというゲームが流行った。
音楽CDからモンスターを再生させて、育成するゲームだ。
僕はそのゲームが好きだった。
再生ばかりしていた。
育成ゲームなのにも関わらず、再生させることが好きだった。
親に怒られたことがある。
「再生ばかりじゃなくて、育成もしなさい」
ゲームで怒られるなんて可笑しな話だが、今考えてみると、深みのある説教だったような気もする。
しかしその少年は、その説教を聞き流した。
そしてお金をある程度手に入れた。
今の僕の誕生である。
そんな僕が買ってきたのがこちら!





購入報告ってこんな長い前フリ必要だったっけ?




エロゲたち



左上
ここが、みんなの帰るべき場所……。
『家族計画』


右上
今を生き抜くため、僕は人を殺し続ける。
『Phantom PHANTOM OF INFERNO』

左下
わたしを殺した責任、とってもらうからね
『月箱』


右下
…汝、魔を断つ剣となれー
『機神咆吼デモンベイン』



4本ともエロゲ史に残る名作ですね!
上の2本はPC版をこれでもかってくらいプレイ済みです。
下2本はまだプレイしたことないんだよなぁ~
月姫はずっとプレイしたくてね、発売すると聞いてたリメイク版をずっと待っていたのですが、なかなか出ないから、月箱かっちまったよ!
月箱1万2千円もしたわ!


まぁプレイしたらレビューでも書きますね^^



以上



「この青空に約束をー」のレビューを今更

  • 2014/03/11(火) 13:13:54

本日レビューを書かせていただく作品は「この青空に約束をー」です!


画像



こんにゃく



あらすじ


本州から少し南にある離島。その島の高台の上に主人公・星野 航(ほしの わたる)たちの通う学園がある。しかし島の産業の衰退に伴い、学生の数は年を追うごとに減少していく一方だった。そして島にあるもう一つの高台の上に学園の旧校舎を改装した寮。学生の減少と共に寮生も少なくなり、現在は主人公とヒロインたちのみが住んでいるような状況だった。そんな寮になぜかこの時期にやってきた転校生も巻き込み、時にはお互いに反発したりしながらもドタバタと楽しい毎日を過ごしていく……。




ほんと今更すぎますね、この作品のレビューは。
今更すぎるのでネタバレもしちゃいましょうか!
このシナリオなんて日本国民なら知ってて当然だからネタバレにはならないか!
問題なし!


何周もプレイしてっから言いたいことは山積みです。
でもまぁ今回は1つに絞りましょう。
この作品に感じる一番の魅力。


凛奈が来ますよね。
荒れますよね。
で、航が宣言します。
「ここにいる仲間たちと別れることに心を掻きむしられ、のたうち回ることになる」
その発言が終わってOPが始まります。
つまりこの発言を本当にするためのお話がこれから始まるというわけです。
予感させるのは、これから手に入れていくであろう愛しのヒロイン達との絆と、チラつかされている悲しさ。
航はその道を順調に突き進んでいく。
「本気でぶつかれば、崩せない壁なんかないはずだ。」的な発言は好きじゃない。
でも渡の言う「本気でぶつかれば、崩せない壁なんかないはずだ。少なくとも、『心が作るもの』に関しては。」という発言は良いと思う。
で、実際に壁が崩壊していきまして、最後に凛奈がこう言ってくれます。
「預言者か…あんたは」
OP前のあの宣言に対してですね。
僕はこの「預言者か…あんたは」を聞くためにずっと読み進めてたんで、喜びます。
そして悲しみます。
でもその悲しみこそがみんなの目指していたゴールだったから、喜びますけど。

僕はこの作品の一番の魅力は「あたたかい鬱ゲー」な部分だと思いました。
鬱ゲーというくくり方は雑なのであまり好きじゃないんですが、「あたたかい」という言葉を添えると意外と様になったので使ってみました。
そしてある日、ニコニコ生放送のとあるエロゲ雑談におジャマしました。
そこで「この青空に約束をー」の話になったので僕はコメントしてみました。
「あたたかい鬱ゲーなところが良いと思う」
すると他の視聴者のコメントが。
「鬱ゲーじゃないだろ」
「鬱ゲーなの?」
「鬱ゲーじゃねーよ」
「鬱ゲーではない」
僕は静かに画面を閉じました。
もう二度とお前らとなんか話してやらねーからな!!!
この作品が締めくくられる言葉としてこういう文章があります。
「理不尽な悲しみでなく、覚悟の上で、受け入れた、予定通りの、悲嘆。
俺たちは、この、どうしようもない別れを迎え…
力いっぱい、深く、傷つこう。」
芸術的なラストだよホント・・・
やっぱり自分用語で「あたたかい鬱ゲー」と呼び続けよう。
むしろこの意味が伝わらない人には、本当にこの作品の意味を理解しているのか心配になってくるよ!
超特大のお世話が飛び出したところで終わりにします。
さらば!




以上



本日発売したエロゲ買ってしもうた

  • 2014/03/01(土) 00:25:51

こんばんはレダメ。です!!


本日発売したゲーム買ってきました~~
といってももう12時またいで20分過ぎちゃってるけど!!



こちら!

護衛



『暁の護衛トリニティコンプリートエディション』


過去3作品が1つに!
お値段1万円!
やす~~~~い!

まぁ僕は3作品とも既にプレイしているんですけどね~
またプレイしなおしたいなぁと思っていたらPS3に移植すると聞いたので、そっちでプレイしようと思ってたんですよ。
でもよく考えたらこの作品の魅力の1つの下ネタが規制されてるんじゃないかと不安になりました。
だから迷ってたんですが、迷っているうちに逆移植版が出たので、買いました。

あと特典のフルカラービジュアルブックが素晴らしいです・・・
こんな感じ!!


護衛2



見てるだけで幸せな気持ちになります
そしてキャラクター紹介ページも!
こちら!!


護衛3
護衛4




っておい!!
なぜ緒方にまるまる1ページ使った!?




とりあえずまた3作品ともプレイしたいですねぇぇぇ
そしてまだ未プレイのレミニセンスもやって発売予定のFDまでやりたいな!
めっちゃ時間かかるだろうけどね!
がんばる!




以上



「いつか、届く、あの空に。」のレビューかえ

  • 2014/02/26(水) 12:52:23

半年ぶりのレビューだぜ!!!!

本日レビューを書かせていただく作品は「いつか、届く、あの空に。」です!
ちなみに3周目のプレイです!!


画像!!!



いつそら



あらすじ!!!



──この街には、決して越えられない「雲」がある。
ずっとずっと、夜空の輝きを遮ってきた雲がある。だから、星空が遠すぎて。小さな願いは、いつしか大きな憧れへと変わっていった。
雲に包まれたこの街で。満天の星空を夢見る少女たちがいる。──これは、柔らかくゆるやかな日々に、淡い夢を見るお話。

──どこまでもどこまでも。それは、空が青く澄み渡っていた日の朝。
巽の家を出た策は、この街へとやってきた。空明市。まるであの空を切り取り、名刺代わりに差し出されたような名の。
──どこか優しく頬を撫でていく、この街の空気。

「お前は好きに生きなさい」
あの厳格な祖父にそう告げられた時、策は自分が巽の者として失格した事を理解した。わかっていた事だ。ずっとずっと昔から、わかっていた。
それでも受け入れてしまう事はできなくて、諦めきれなくて、無様に努力だけを続けてきた。父のように。兄のように。
自分にだって、巽の家に生まれついた者が持っていて当たり前のものがあるのだと、認めて欲しかった。

けれど今、自分はここにいる。祖先が住んでいたという、古ぼけた屋敷が目の前にある。
「巽の者を代表して、誰かがあの街に行かなければならない」
祖父がそう告げた時、ろくに内容も確認せず、策は話に乗った。 それが、あの家から出る理由となるのなら。
この街の優しさに少しだけ甘えながら。新しい生活が始まるのだと。そう決心して、これから住まう事になる屋敷の門を潜った──

これは、柔らかくゆるやかな日々に、淡い夢を見るお話。……そして、ゆっくりと。ゆっくりゆっくりと、雨が降り積もっていく物語。




主人公を待ち受けていた新しい生活。
現れた一人の女の子はこういう。
「今日からお前の嫁になる」
こんな感じのぶっとんだ非日常系のストーリーなんて世の中に溢れていますよね。
しかしこの作品はぶっとび設定を、さらなるぶっとび設定によって包み込んでくる。
例えるなら松本人志作のコント「ランジェリーヤクザの男」みたいな手法です。
例えっていうのは本来、それを聞いて分かりやすくならないといけないんですけどね。
分かりにくい例えをしてしまう人は、ただの自己満足の傾向があります。
まぁとにかく似てるんです。
いつか、届く、ランジェリー。なんです。
この2つを関連付けたのは世界中で僕一人なんじゃないでしょうか。
このように「世界中で自分一人だけ」とか「かつてない」とかオンリーワン発言をすぐにしてしまう人は、ただの自己満足の傾向があります。
僕が自己満足のかたまりだということはさておき、戦車に乗った時なんて最初の突然嫁設定なんてもう完全に忘れてしまってました。






この作品で僕が好きなシーンを1つ挙げるなら、此芽の登場シーンです。
こちら。


「何処からいらしたのですか?」と尋ねたら。
きっと、答えは決まっている。

「うっかり物語の世界から迷い出てしまったのです」
と―――

物憂げに見つめる虚空に、遠き故郷を想い重ねて。
その姫君は物語への帰り道を探し、たゆたっていた。

夢と現の狭間に船を浮かべて、緩やかに漂いながら。

水滴に変じた鞠で戯れる姫君が、物憂げに微笑むその世界が。
麗しき御手に筆を宿し、幻想という名の染料で染め上げた俺の視界。
その瞬間、俺はただの観客だった。



美しい文章だ…
別に「出会った女の子は、お姫様のように美しかった」だけでもいいわけじゃないですか。
そこを数多くの素敵な言葉を用いて表現しているんですよね。
こういうライターさんが大好きです。



では好きなシーンを発表したので、次は好きなヒロインを…
うーん、決められない!!
3人とも愛してます!!!

傘姉「これだけはどうしても譲れない、という"たった一つ"はやっぱり……
"たった一つ"なんだよ。」


そうだけどさ!!
ちゃんと一人の嫁ヒロインを決めろみたいな風潮だけどさ。
一人のヒロインと純愛しろ、みたいな押し付けがましい作品もあったけどさ。
僕は、一人を選ぶ必要なんて、ないと思います。
「惚れた女を大切にできないのなら、男なんか廃業した方がマシだ」なんて主人公の名言がありました。
そのセリフをパロらせてもらえるなら。
ライターが用意してくれたシナリオの全てを大切にできないのなら、エロゲーマーなんて廃業した方がマシだ。


ということで半年ぶりのレビューでした~
僕はこの空白の半年間でエロゲの裏技を発見しました。
面白いかつまらないか分からない作品をプレイするよりも、
一度プレイして面白かった作品をもう1回プレイするほうが確実です。
・・・。
裏技でもなんでもねーよ!!
「あなたがブログを更新しなかった、"空白の半年間"はやっぱり……
"空白の半年間"なんだよ。」




以上