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高1の時に書いた自作短編小説「色革命」を公開

  • 2014/03/31(月) 01:50:04

こんばんは!レダメ。です!


今まで僕はいろんな作品に対して、偉そうにあーだこーだとほざいてきました。
「じゃあそんな偉そうなお前は、どんな作品が書けるんだよ!」というお声もあるでしょう。
なので本日は、僕の書いた作品を公開します!
高校一年生の時に、友達同士で短編小説を書いて公開しあうというのが少し流行りました。
その時に書いた1つで「色革命」という作品です。
どうぞ!



色革命


目は不思議だ。
無限とも思わせる種類の色達を見ることが出来る。
目は不思議だ。
目玉自体は白黒なのに色達を見ることが出来る。

ある日、道を歩いていた。
トンネルに入った。
一人の人間とすれ違った。
その人間は白黒だった。
不思議だった。
その人間は2色だった。
トンネルを抜けた。
景色が全て白黒だった。
視界の何もかもが白黒だった。
僕は思った。
カラフルという言葉はなんて贅沢なんだろう。
僕は初めて思った。

白黒の世界を歩いた。
初めての世界を歩いた。
慣れない景色に視界がボケていた。
僕は白黒が怖い。
僕は白と黒が怖い。
横断歩道だ。
信号機の光が見えにくい。
車が見えにくい。
隣りの人が渡り始めた。
僕も渡った。
車に轢かれた。
隣りの人は信号無視だった。

気が付くと僕は倒れ込んでいた。
大量の血が僕の前に流れていた。
なぜかその血だけ真っ赤だった。
僕は赤が怖かった。
僕は白と黒が怖い。
そして赤も怖い。
なんて僕は怖がりなんだろう。

気が付くと僕は病院のベットで寝ていた。
気が付くと僕は色が見えるようになっていた。
色が戻って来てくれた。
僕はしばらく色を見続けた。
僕はしばらく色を楽しんだ。
僕はしばらく目を閉じるのが怖かった。
僕は色に感動した。

僕は退院した。
僕は家に帰る前に寄り道をした。
僕は美容室に入った。
僕は黒髪を金に染めた。





なるほどね。
では他人の作品を評価するのと同じように、この作品も評価していきます。


まずこの作品は、大きなテーマとして「色」を扱っている。
そのわりには、作者は色に関しての知識がなさすぎます。
冒頭の「目玉自体は白黒」という部分も正しくないですし、扱うテーマのことぐらいはもっと勉強してから書いたほうがいいと思います。
トンネルですれ違った人物も、結局何者なのか分からないし。
それとこの作品で一番気に食わないのは、血の赤を出しておけばホラー感が出せるだろうという浅はかさ。
ホラー作品としても、新しさが皆無の3流以下です。

まぁ悪くいうばかりじゃ可愛そうなので、良いと思うところも言いましょう。
「カラフルという言葉はなんて贅沢なんだろう。」は、そこそこ好きです。
失ってその大事さを初めて知るみたいなね、それをカラフルという言葉に当てはめたのは、良い感じですね。
それと、このお話で一番良いと思うのはオチ、終わらせ方ですね。
金髪にするという終わり方。
正直言って、地味すぎる。
でもこの地味さが面白い。
色を失って、事故って、生還するというド派手な体験をした。
でもその足で行うことが髪を染めるという行為。
面白いと思います。

この作品が完成して友達にメールで送信しました。
しばらくして返信が届きました。
色革命の感想でした。
たった一言でした。
「染めちゃったんだw」
僕は長文が届くよりも、このオチを楽しんでもらえたことが嬉しかった。
といってもやっぱり幼稚な作品であり、駄作と呼んで差し支えない小説でしょう。







以上が「色革命」に対する評価です。
では最後に『「色革命」に対する評価』に対する評価です。
今の僕の評価の仕方はどうだったか。
というよりこの記事はどうだったか。
自分の書いた作品を正々堂々と公開すると言っておきながら、「高1の時に書いた」という部分を強調して、どこか他人事のように扱って、逃げ道を確保しているのが卑怯でしたね。





以上



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